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営業時間
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性病の種類

HIV感染症・エイズ

HIV感染症・エイズとは?

HIV感染症・エイズと聞くと「不治の病であり、死にいたる」というイメージがまだ強いですが、HIV感染症じたいは今では死なない病気になりつつあります。HIV感染症とは、ヒト免疫不全ウイルスが体内の免疫細胞を壊し、菌やウィルス、真菌などに対する抵抗力が下がっていく病気です。免疫力が下がると、通常かからないような病気(日和見感染症)にかかり、それがきっかけで死に至ります。この状態がエイズ(後天性免疫不全症候群)と言い、エイズ=死、のイメージを作り上げています。

近年、治療薬の開発が飛躍的に進み、早期に服薬治療を受ければ免疫力を落とすことなく、通常の生活を送ることが可能となって来ました。ですが、適切な治療が施されないと重篤な免疫不全により日和見感染症を引き起こします。ですので、まずは自分自身のHIVステータス(HIVに感染しているか否か)を確認することが第一歩となります。 感染不安がある方や、性病に罹患した方、不特定の方と性交渉があった方などは検査をオススメします。

HIV感染症・エイズの原因

HIVの感染経路は主に性的接触によるものですが、その他に母子感染(経胎盤、経産道、経母乳感染)や、血液によるもの(輸血、臓器移植、医療事故、麻薬等の静脈注射など)があります。

HIVウィルスは血液や体液を介して接触が無い限り、日常生活ではHIVに感染する可能性はほぼゼロです。HIVは体外に出るとすぐに不活化してしまう程脆弱なウイルスですので、家族内でお箸や茶碗などをシェアしたところで、唾液に含まれるウイルス量は存在したとしても非常に微量で感染しません。また、お風呂やタオルのシェアリングで感染することも無いです。

HIV感染症・エイズの症状

1. 感染初期(急性HIV感染期)

  • HIV感染後から2~4週間でHIV血症は急速にピークに達します。この時期に非特異的な症状として発熱、咽頭痛、筋肉痛、頭痛、皮疹、リンパ節腫脹、など風邪同様の症状が出現します。
  • 症状は人によって様々で、全く自覚のない方もいれば、脳炎や無菌性髄膜炎などの急性症状を示す方もいます。
  • 初期症状は数日から10週間程度続き、多くの場合自然に軽快し、その後長期の無症候性感染期に入ります。
  • よって、アクティブな性行為をされている方で、上記急性感染症状と似たような症状がある方はこの時期に検査・診断が出来ると、その後の治療及び経過に圧倒的に有利になります。

2. 無症候性感染期

  • 急性感染を過ぎてから症状が軽快し、ピークに達していたウイルス量は6~8カ月後にある一定のレベルまで減少すると、その後数年~10年間ほどは無症候期を辿ります。
  • ただし、無症状ではありますが、体内ではHIVが盛んに増殖を繰り返しています。ウィルスは免疫細胞であるCD4陽性T細胞に感染し、破壊するプロセスを繰り返し、CD4細胞数は徐々に減少していってしまいます。

3. AIDS関連症候群期

  • AIDS指標疾患(*以下参照)の発症まではいかなくても、発熱、倦怠感、下痢、10%以上の体重減少などが3ヶ月以上持続する時期を示します。リンパ節腫脹や帯状疱疹なども繰り返し発症しやすくなります。

4. AIDS発病期

  • HIV感染がさらに進行し、CD4細胞数が急激に減少し200/mm3以下になると以下の日和見感染症(*AIDS指標疾患)を発症しやすくなります。
  • さらにCD4リンパ球数が下がると、普通の免疫状態ではほとんど見られない疾患や悪性腫瘍を発症することがあります。その他に食欲低下、下痢、低栄養状態、衰弱などが著明となります。
AIDS指標疾患:23疾患
[AIDS指標疾患:23疾患]
繰り返す細菌性肺炎(12ヶ月に2回以上)
カンジダ症(食道・気管/気管支/肺)
浸潤性子宮頚癌
コクシジオイデス症(播種性あるいは肺外)
クリプトコッカス症(肺外)
腸管クリプトスポリジウム症(1ヶ月以上持続するもの)
サイトメガロウイルスによる臓器病変(肝・脾・リンパ節以外)
HIV関連脳症
単純ヘルペス(1ヶ月以上持続する慢性潰瘍、気管支炎、肺臓炎、食道炎)
ヒストプラズマ症(播種性あるいは肺外)
腸管イソスポラ症(1ヶ月以上持続するもの)
カポジ肉腫
悪性リンパ腫(Burkitt, immunoblastic, primary CNS)
結核(肺結核あるいは肺外結核)
非結核性抗酸菌症(MACあるいはM. kansasii、播種性あるいは肺外)
その他の抗酸菌による播種性あるいは肺外病変
ニューモシスチス肺炎
進行性多巣性白質脳症
繰り返すサルモネラ菌血症(チフス・パラチフスを除く)
トキソプラズマ脳症
消耗性症候群(慢性下痢あるいは全身衰弱と1ヶ月以上の発熱を伴う10%以上の体重減少)

HIV感染症・エイズの検査について

検査内容と検査ができる時期・検査料金

1. HIV-第4世代抗原抗体検査 4,500円(税別)(即日結果をお渡しします)。

  • 感染機会から約6週間以降から受けられます。
  • HIV感染した場合は、HIVウィルスに対する抗体が体内に作られるのが平均22日かかり、感染から3ヶ月が経過すると99%以上の人で抗体が陽性化します。
  • HIVに感染しているかのスクリーニング検査では、まずは検出感度が優先されるので、抗HIV-1/2抗体の両方が検出できる検査に加え、HIV-1抗原を検出することができる第4世代と呼ばれる抗原・抗体同時検出試薬を使用します。

2. Western blot検査 8,000円(税別)(結果は5-7日後)。

  • 通常感染機会から6~8週間程度で検査できます。
  • HIV感染の確認検査として広く用いられており、種々のHIV構成蛋白に対する特異抗体を検出する方法です。
  • HIV感染が疑われた際、感度より正確性(特異性)が優先されますので、抗体確認検査としてウエスタン・ブロット法(WB法)を用います。
  • ただし、感度に劣りますので、感染時期が短く、急性感染を疑わせる症状がある場合には、核酸増幅検査(NAT)を行うことをお勧めします。

3. HIV-NAT検査(核酸増幅検査)9,000円(税別)(結果は5-7日後)。

  • 感染機会から11日目以降(約2週間)
  • 体内の血中にウィルスが出現するころで、血中のHIV-1型に対するRNA定量検査を行います。
  • 一般的に抗HIV-1抗体(IgMとIgG)のみを検出できる試薬の感染性ウインドウ期は22日程度とされていますが、NATではさらに短く11日程度で検出が可能といわれています。

HIV感染症・エイズの治療について

治療方法

  • 当院での検査で感染が疑われた場合には、HIVの精密検査、治療を行っている提携病院(例えば:当院院長が非常勤として勤めている国立国際医療研究センター・エイズ治療・研究開発センター)をご紹介します。
  • 現在抗HIV療法の進歩に伴い、HIV感染者の生命予後は劇的に改善しました。最新の知見によると、早期に診断され適切に治療されているHIV感染者の生命予後は、非HIV感染者と大きく変わらないと考えられています。
  • 抗HIV療法の目的は「障害された細胞性免疫能の回復・維持」ではありますが、その他合併症の予防にもつながります。
  • 現HIV薬ではHIVウィルスを抑え込む事ができますが、完全に体内から消滅させる事はできません。きちんと服薬さえすればウイルス量を抑え込むことができ、エイズへと至ることはなく、通常の生活ができます。
  • いかに早く診断し、適切な治療をはじめることが出来るかが、個人にとっても社会にとってもこの感染症の拡大を押さえ込むための最も重要なポイントといえます。

HIV暴露後予防内服(PEP)について

PEP(Post Exposure Prophylaxis)とは

  • PEPとは(post exposure prophylaxis)曝露後予防の略です。PEPはHIVに感染している人(あるいは感染の可能性がある人)とのリスク行為(コンドームをつけない性交渉)があった後、内服によりHIVの感染を防ぐ予防方法を言います。
  • 同じくHIVの感染予防策としてPrEPも知られていますが、PrEPは感染の機会より前に薬を飲み始める方法で、PEPは感染の機会より後から薬を飲み始める方法をさします。

飲み方

  • 通常リスク行為があってから72時間以内に抗HIV薬を内服し1日1回(あるいは2回)を28日間飲み続けます。

副作用

  • 使用する薬剤によりますが、嘔気を伴うことがあります。嘔気を抑える薬を処方するなど対処可能です。

使用についての注意点

  • ご自身がすでにHIV陽性の場合、治療の対象となりません。
  • 相手がHIV陰性だとわかっている場合、治療の対象となりません。

診療の流れ

  • 医師の診察、PEP適応の判断をいたします。
  • 血液検査を行います。
  • 医師による治療、内服薬の説明と同意
  • 薬の処方いたします。診察から処方まででだいたい30分程度です。

HIV暴露前予防内服(PrEP)について

PrEP(Pre-exposure Prophylaxis)とは

  • HIVには感染していないが、感染リスクが高い方が、毎日一日一錠の抗HIV薬をのみ続けることでHIVの感染を予防する内服方法です。
  • 飲み忘れなどなければ、90%以上の予防効果があるとされています。PrEPのために処方される薬

PrEP料金

  • 薬代6,000円/日(税別)、30日間の薬剤費として180,000円(税別)です。
  • 初回の診察・検査費用として6,000円(税別)
  • その後のフォローでは5,000円(税別)

飲み方

  • 1日一錠を決まった時間に飲みます。飲み忘れに気づいた時は直ちに飲み忘れた分を内服し、翌日からまた同じ時間に内服をして下さい。

副作用

  • 腹部膨満感、下痢、嘔気、頭痛、皮疹などですが、症状は軽いことがほとんどです。
  • 長期的には腎臓機能の低下、骨密度の減少が挙げられます。

使用についての注意点

  • HIVの薬が効かなくなる可能性があります!HIV陽性の方が抗HIV薬を飲むと、これらに耐性を持ったウイルスが出現する可能性があり、HIVの治療を始めた際に治療の選択肢が少なくなる可能性があります。内服中は定期的なHIV感染の確認が必要です。
  • まれに腎臓の機能を低下させる可能性があります!内服中は定期的な腎機能の確認が必要です。
  • PrEPで予防できるのはHIVとB型肝炎のみです。他の性感染症の予防はできませんので、必ずコンドームも併用しましょう。
  • 抗HIV薬の内服終了は医師に相談して下さい。
  • 最後のリスク行為から28日間の内服が必要です。また、慢性B型肝炎に感染している方が突然PrEPをやめると、肝炎が再発する可能性があります。

処方までの流れ

  • HIV、B型肝炎の感染の有無を確認します
  • 腎機能・肝機能の確認をします
  • その他の性感染症への感染がないか確認します。
  • 医師の診察
  • 看護師による内服説明
  • 処方

インターネットで海外の抗HIV薬やその他薬剤を自己輸入をされている方へ

  • 抗HIV薬のジェネリックやその他薬剤は海外のサイトで購入することで安価に手に入ることから、自己判断で利用しているかたもいらっしゃいますが、上記の通りPrEPの飲み方にはいくつかの留意点があり、間違った飲み方をすることであなたの健康を害する結果になることもあります。
  • 当院ではご自身で内服をしている方への健康チェックも行っています。当院ウェブサイトからLINEかメールの登録をしていただきご相談いただくか、クリニックへお越しいただき、その旨をお伝えください。

自己輸入されている方達の検査費用(診察料は検査費用に含まれます)

  • 初回の診察・検査費用として6,000円(税別)(腎機能・肝機能・HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎)
  • その後のフォロー(1ヶ月〜3ヶ月毎)5,000円(税別)(腎機能・肝機能・HIV・梅毒・B型肝炎)

On demand PrEPについて

  • PrEP4錠 24,000円
  • 1週間に1回程度性交渉を行う方の予防内服法として、PrEP2錠を性行為の前日(24時間前が望ましい)に内服し、PrEP1錠を初回内服から24時間開けて内服し、さらにPrEP1錠をその24時間後に内服する。
  • On demand PrEPにつきましては詳しくご説明させていただきますので、お声掛けください。
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