細菌性腟症
細菌性腟症とは?
正常の腟内はデーデルライン桿菌という善玉の乳酸菌が多く、腟内を酸性の状態に保ち悪玉菌が増えるのを抑える働きをしています。しかし、抗菌薬の使用で善玉菌を殺してしまい悪玉菌が増える状態になってしまい、魚の腐ったような嫌な臭いがするようになってきます。 この特定の病原微生物ではない細菌が誘引となり、細菌性膣炎ともいいます。
細菌性腟症の原因
原因としては、風邪に伴い抗菌薬を内服することにより膣内の常在菌を死滅させてしまう事や、市販で手に入る腟洗浄などを頻繁に使ったりすることで、腟内の細菌のバランスが悪くなり、悪玉菌が増えることが原因となります。また、パ-トナ-の手に付着した雑菌が腟内に入ることで腟内環境をかき乱すきっかけにもなりますので、性交渉前後は手指衛生をしっかり行うようにお互い気を遣いましょう。
細菌性腟症の症状
- おりものの臭いが気になる、色がおかしい、痒いなど
- 半数以上が無症状で気がつかないでいる人も多く、一般の妊婦の約30%が、細菌性腟症だったとという報告もあります。
細菌性腟症の検査について
検査方法
- 滅菌綿棒で膣ぬぐい液を採取し、直接顕微鏡で腟内細菌のバランスを確認いたします(ご自身で採取していただきますが、必要に応じてこちらで採取いたします)。
検査料金
- 膣ぬぐい液の即日検査として4,500円(税込)かかります。
細菌性腟症の治療について
治療方法
細菌性腟症が確認できたら、腟錠をお渡しします。
治療料金
- 膣錠を6日分処方いたします。料金は4,500円(税込)です。
ご希望の方には、塗り薬4,000円(税込)をお渡しいたします。 - 治療方針によって、料金は変わる場合があります。