セックスのあと、「もしかしたら、性病に感染したかも…」と不安に思っている方はいませんか？
梅毒の感染者数増加やHIV感染症（エイズ）のニュースも多く取り上げられているので、より不安に感じるかもしれません。
今回は、感染が心配な性行為の後に実行すべきことをお伝えします。
「考えれば考えるほど不安になってしまう」という方は、ぜひご参考ください。
当院は、保険証不要のため、受診履歴がご自宅に届くことがありません。なお、匿名での受診も可能です。
ご家族やパートナー等に受診したことが知られたくない方も、ご安心ください。
性病に感染したら治療が可能！注意点あり
「性病に感染したら人生おわた。」
そう思われている方もいらっしゃいますが、基本的に性病は治療が可能です。
治療によって完全に治る性病もありますし、完治は難しいけれど発症を抑えられる等の服薬や処置をします。
治療が早ければ早いほど治りやすい
原則として、「治療は感染してからできるだけ早く治療する方が早く治りやすい」と思っておいてください。
つまり、感染していても「大したことないから、ちょっと様子をみておこう」等と放置しておくと、症状はどんどん進行し、治りにくくなります。
一方、「感染していたのにもかかわらず、気付かなかった」ということもありますね。
「症状が無い、無症状」の場合でも、原則上記と同じです。
いくら症状がなくても、ウイルスや菌が身体の中で悪さをしています。
そのため、セックス等の性行為の機会が多い方、数人の相手と性行為をする
方は、定期的な性病検査が必要なのです。
症状がなくても性病検査を受けられる
まれに「症状がないから、受診するのは、おおげさですか？」という方がいらっしゃいます。
当院に受診された患者さんの受診の動機は下記です（一部）。
受診の理由・きっかけの例
・セックス相手が性病に感染（陽性）だった
・症状（痛み・かゆみ・においがある）
・症状はないけれど、心配だから
・1－3ヶ月に1度、定期検査を受けている
・性病検査を受けてみたかった
・新たなパートナーができたので、確認しておきたい
当院は、自由診療のため、症状やこれといった理由がなくても検査を受けることが可能です。また検査を受ける理由について、あえてこちらからお聞きすることはありません。
あまり困り感がない場合は、受診するのも億劫に感じるかもしれませんが、来院不要のオンライン診療、郵送検査もありますのでご活用ください。
東京都文京区湯島
（JR山手・京浜東北線 御徒町/上野）
「安心・安い・親身」を心がけております
性感染症専門 パーソナルヘルスクリニック
性病検査を受ける時の注意点
ここでは、性病検査を受ける場合の注意点を解説します。
性病検査のタイミングで後悔しないよう、あらかじめ確認しておきましょう。
1.正確な結果が出ない時期がある
性病の種類によっては、感染機会の直後に性病検査をしても、正しい結果が得られない場合があります。
具体的には、下記の通りです。
【感染機会から24時間以上経てば検査可能な性病】
【感染機会から14日後以降に検査可能な性病】
▶HIV
【感染機会から1ヶ月後以降に検査可能な性病】
▶梅毒
先程も記載した通り、少しでも早く治療することが病気を治すための近道となりますので、少しでも早く性病検査を受けることをおすすめします。
上記に記載の期間以前ですと正確な結果が得られないことがありますが、個人差もあります。感染が心配な場合は、お気軽にご相談ください。
2.生理中だと正確な結果が得られない検査もある
膣ぬぐい（おりもの検査）の場合は、血液が多量におりものに混入すると検査ができません。
経血のピークが過ぎてから検査することを推奨します。
※月経中の場合も、量が多くなければ検査可能です。
その他、採血やのどの検査など、膣分泌物を採取しない検査であれば、生理の時期に関係なく、検査可能です。
検査の後はどうしたらいいの？
最後に、検査を受けた後の流れを解説します。
当院ではじめて性病検査や治療を受けられる方は、ぜひご参考ください。
１.まずは性病検査をする
まずは性病検査をして、性病に感染しているか確認してください。
ただし、症状がある場合や感染した確率が高いと感じる場合、緊急性が高いと医師が判断した場合は、検査結果を待たずにお薬の処方が可能な場合がありますので、ご相談下さい。
▶オンライン診療でも、検査キットやお薬の発送が可能です。
北海道や大阪、京都、沖縄等の方々にも、ご利用いただいております。
検査が必要か不明な場合はどうすればいいの？
性病の検査不要で、医師の診察で診断がつくケースもあります。具体的には、ヘルペス、コンジローマなどです。この場合には、検査は必要ありません。
とはいえ、症状の進行状況等にもよりますので、医師の診察と性病検査をセットで受けられる方も多くいらっしゃいます。
迷われる場合は、医師の診察で相談してみるのがよいでしょう。
2.適切な治療を受ける
検査で陽性判定が出て、治療が必要になった場合は、医師の診察が必要になります。お薬の処方についても、同様です。
当院では、来院して30分で結果がわかる即日検査を実施しておりますので、基本的に１回の来院で検査・治療ができる点も魅力です。
3.必要に応じて、治癒確認検査を行う
感染したウイルスや菌の種類によっては、お薬が効きにくい場合（耐性菌）もありますので、治療後日に再度検査していただく▶治癒確認検査を推奨しています。
当院では、治癒確認の実施を推奨するために、当院で治療を受けられた方には治癒確認を割引料金で受けていただけます。
結果をＷＥＢで確認ができる、来院不要の▶郵送検査キットでの検査も可能です。
オンライン診療・郵送検査
さいごに
性病に感染しているかどうかは、なかなか判断しにくいものです。モヤモヤした不安を抱えたまま何日も過ごすのであれば、早めに性病検査をしていただくのがよいでしょう。
ただし、検査にあたり今回お伝えした注意点等もあります。
当院は、夜まで診療やオンライン診療もしていますので、お仕事やご自身の都合に合わせて受診できるのも魅力だとご好評ただいております。
みなさまに安心して受診いただけるよう、経験豊富なスタッフがお待ちしております。ぜひ、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
東京都文京区湯島
（JR山手・京浜東北線 御徒町/上野）
「安心・安い・親身」を心がけております
性感染症専門 パーソナルヘルスクリニック
パーソナルヘルスクリニック院長 塩尻大輔
国立国際医療研究センターのエイズ治療・研究開発センター（ACC）にて、HIV（エイズ）・性感染症の診療や研究活動に従事。HIVやPrEPをはじめ、性感染症・性病検査に関する科学的根拠に基づいた正しい知識と、患者様の心に寄り添った医療を提供します。
【参考文献】
▶CDC STD surveillance 2019
▶日本性感染症学会 性感染症 診断・治療 ガイドライン2020
▶NIID国立感染症研究所