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投稿日:2023.02.22 カテゴリー: 性病(症状・治療)

予防レベル別!HIV感染率を下げる方法

予防レベル別!HIV感染率を下げる方法
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【相談】 みちさん(21歳)
パパ活をはじめてから、4回程性病に感染しました。
1回目に感染した時は、「私の人生、終わった。」と思いましたが、多くの性病は治療できることを知り、「感染しても病院に行けばいい。」と思うようになりました。
けれど、HIV(エイズウイルス)の感染の可能性もあることを知り、急に怖くなってきました。どうすればいいですか?

ご相談ありがとうございます。感染予防したいというお考えは、とても大切ですね。

セックスする相手が多い方は、HIV予防に注力していただきたいと、私たちは強く願っています。
まず、HIVとエイズについて確認していきましょう。

HIV/エイズ(AIDS)とは
HIVに感染すると免疫力が低下し、健康なときにはかからないような様々な病気にかかりやすくなってしまいます。それらのエイズ指標に該当する病気を発症するとエイズ(AIDS)と言われる状態になります。
エイズが死の病といわれるのは、この病気が進行すると死亡することがあるからです。

現在、HIVを体内から完全に排除できる治療法はありませんが、薬でエイズの発症を防ぐことができるようになりました。
きちんと内服の治療を継続できれば、健常時と変わらない日常生活を送ることができ、HIVを持っていない人と変わらないくらいの寿命が期待できます。

今回は、HIVの予防法について、いくつかご紹介します。
ご自身の状況と照らし合わせて、ご参考にしてください。

Lv1.コンドームを正しく使う

予防レベル ★☆☆☆☆
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コンドームを正しく使う。

「そんな教科書通りのことを・・・」
と思いましたか?

”正しく”使えているでしょうか。
お恥ずかしながら、私自身は、”正しく”使えていませんでした。

コンドームは、勃起したタイミングから終わりまで装着します。相手が陽性者の場合は、射精の前後にでるカウパー腺液(がまん汁)にもHIVウイルスが含まれているためです。

また、コンドームだけでは感染が防ぎきれないのは、HIVは、精液や膣分泌液以外にも、血液などにも多く分泌されるためです。

Lv2.定期的に性病検査を受ける

予防レベル★★☆☆☆
※コンドーム装着前提のレベル感です。
挿絵

定期的に性病検査を受け、感染していれば治療する。

一見、きれいごとのように見えますが、これをするかしないかによって感染確率が、かなり変わってきます。

HIVは、他の性感染症に感染していると、粘膜に炎症を起こしたり傷ついていたりするため、HIVの感染率は数倍増加するといわれています。

そのため、セックスの相手が2人以上いる方や性病の感染機会が多い方は、定期的な性病検査をして、陽性であれば少しでも早く治療することが大切です。

▶性病検査を安く定期的に受けたい方へ

Lv3.HIV予防薬を服用する

予防レベル★★★★☆
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性交渉の前後に薬を飲むことで、HIVに感染するリスクを下げる予防法があります。それをPrEP(プレップ)といいます。

◆デイリープレップ
1日1回1錠、HIV予防薬を飲む予防方法です。

▶女性のためのHIV予防内服 プレップ

ご自身が服用した方がよいか判断に迷う場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

性交渉の機会やタイミングによっても、服用の必要があるのか、それとも服用不要なのか診断させていただきます。

不必要な方への服用の推奨はしませんので、安心してご相談くださいね。

さいごに

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HIVの感染の心配があると、精神的にもしんどくなりますね。

今回はHIV感染の予防法をご紹介しましたが、HIVの感染機会があった場合には、少しでも早くご相談ください。

HIVに感染したかもしれない行為の後、72時間以内に、HIV予防薬を飲み始めることで、HIVに感染するリスクを低下させる方法があります。PEP(ペップ)といいます。
▶セックス後から飲み始める、HIV予防内服PEP(ペップ)

また、72時間以降経っている場合も、HIV検査をして感染の有無を確認しましょう。
「感染しているかも・・・」と心配している時間がとても辛く、不安が募るものです。
検査あるいは受診して、一歩踏み出してみましょう!

一人で悩まないでくださいね。

日本全国相談・発送可能

東京都文京区湯島
(JR山手・京浜東北線 御徒町/上野)
「安心・安い・親身」を心がけております

性感染症専門 パーソナルヘルスクリニック

国立国際医療研究センターのエイズ治療・研究開発センター(ACC)にて、HIV(エイズ)・性感染症の診療や研究活動に従事。HIVやPrEPをはじめ、性感染症・性病検査に関する科学的根拠に基づいた正しい知識と、患者様の心に寄り添った医療を提供します。

【参考文献】
▶国立国際医療研究センターSH外来