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性行為後にエイズ(HIV)予防できる!PEP療法をご紹介します(ペップ)

公開日|2020.08.04 更新日|2023.12.28

こんにちは!東京・上野御徒町のパーソナルヘルスクリニック院長 塩尻大輔(▶国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター勤務医師)です。

今回はセックス後にHIV(エイズウイルス)感染を予防できる方法についてご紹介します。

 

PEPはセックス後にお薬を飲むことで、
HIVを予防する方法です

▶ English page

HIVへの感染が心配な方へ

知らない人と性行為してしまったり、行為中にコンドームが外れてしまったりすると、HIVに感染していないかとても不安になりますよね。

当院では、HIVに関する専門的な知識と経験が豊富な医師が、あなたの悩み、心配事に親身に相談にのります。

費用が心配な方も、予算内でどういった対応ができるか相談しましょう。HIV感染の不安が取り除かれるよう、我々でできる限りの対応を致します。

遠方の方はオンライン診療でも大丈夫です。不安な方は、とにかく一度、相談してみてください。

 

関西、九州、中四国の方は、大阪の「いだてんクリニック」もご利用ください。(詳しくはこちら

 

 

 

目次

 

1.PEP(HIV暴露後予防内服)とは?

PEPは `Post Exposure Prophylaxis’の略語で、曝露後予防を意味します。

HIVに感染している人や、感染の可能性がある人とのリスク行為(コンドームをつけない性交渉等)があった後、72時間以内に抗レトロウィルス薬(HIV治療薬)を内服することで、HIVへの感染を防ぐ予防方法です。

性行為後の暴露後予防を目的としたHIV薬の内服は、アメリカ等の複数の国では広く普及しています。また日本でも医療従事者が血液に触れた場合は、この方法でHIV予防をします。

 

 

PEP療法の対象となる方

性行為や医療事故等で、HIVに感染した可能性がある方が対象となります。

【例】

  •  ・コンドームをしないでセックスをした
  •  ・コンドームがセックス中に外れた
  •  ・不特定多数とセックスをした
  •  ・性行為した相手がHIVに感染していた
  •  ・レイプ、性被害にあってしまった
  •  ・医療従事者で針刺し事故をしてしまった

 

お薬の飲み方

リスク行為があってから72時間以内に抗HIV薬の内服を開始し、1日1回1錠を28日間飲み続ける必要があります。

※72時間が過ぎていた場合でも効果がない訳ではありません。医師にご相談ください。

※薬の種類(医療機関による)によっては、1日に2種類以上のお薬を28日間飲み続ける場合もあります。

 

お薬の副作用

代表的な副作用としては、吐き気、下痢がありますが、以前使われていた薬剤で起きていた腎機能障害は、ほとんど起こさなくなっています。

 

使用についての注意点

ご自身がすでにHIV陽性の場合、治療の対象となりません。

慢性B型肝炎ウィルスに感染している方は、PEPによってB型肝炎が増悪することがあるので、薬を使用することをお断りさせていただきます。

 

2.費用について

・抗HIV薬の予防内服は、全て自費診療となります。

・PEPの処方前にHIV・B型肝炎の検査で問題がないことを確認する必要がありますが、当院ではセット価格です。

【ジェネリック】

 PEPセット  77, 000円(税込)

●PEPジェネリックボトル1本(30錠)

●HIV検査(即日)

●B型肝炎検査(即日)

●梅毒検査(WEB確認)

●腎機能検査(WEB確認)

●1ヶ月後のフォロー検査(HIV、B型肝炎、梅毒)

【先発品】

ご希望の方には先発品もご用意しております。

診察費+検査費用:17,600円(税込)

先発品薬剤費:10,450円/日(税込)
(28日間で292,600円

※必要な日数分、適宜処方可能

※上記検査費用は、HIV・B型肝炎・腎機能・梅毒検査、1か月後のフォロー検査を含みます。

 

 

3.当院でPEP診察・処方のメリット

(1)服用するお薬は1日1錠のみ
当院で処方するのは新しいお薬で、PEPに必要な3種類の成分が1錠にすべて含まれています。1日1錠を内服すればよいだけなので、飲み忘れのリスクを抑えられます。
(2)即日処方
診察・検査の後、即日院内でお薬をお渡しします。(オンライン診療は全国どこでも郵送処方で対応)
(3)専門の医師が診察・処方
国際医療研究センター・エイズ治療研究開発センター(ACC)にてHIV/エイズ研究を専門とする医師が常勤し、相談・診察・処方します。
(4)安心・安全な薬を処方
当院で処方する薬は、海外の試験で偽造品ではないことが確認されているものです。当院で独自に成分分析を実施し、先発品と含有成分が同じであることを確認しておりますので、安心してご利用ください。
(5)検査込みの安価な費用
PEP開始前に必要な診察費、HIV検査、B型肝炎検査、腎機能検査に加え、梅毒検査も無料です。
(6)フォロー検査が無料
服用期間終了後のフォロー検査では、HIV・B型肝炎・腎機能・梅毒が無料で受けられます。

 

 

 

4.診療の流れ

(1)リスク行為から72時間以内に受診

72時間経過している場合も一度医師にご相談ください。予約なしでご来院頂いても結構です。

 

(2)医師の問診・診察

医師がPEP適応の判断をします。

 

(3)即日検査でHIV・B型肝炎の他、梅毒・腎機能を検査

医師の問診・診察と順番が前後することがあります。

 

(4)医師による説明と同意書への署名

抗HIV薬の保険適応外使用に関する医師による説明と同意文書への署名をしていただきます。

 

(5)薬の処方

会計時に受付で薬をお渡しします。診察から処方までで、だいたい30分~1時間程度です。

 

(6)フォローアップ

服用開始1か月後にフォロー検査(HIV、梅毒、B型肝炎)を無料で実施します。

その後、3か月後、6か月後のタイミングでHIVとB型肝炎の検査を適宜受けるようお勧めしています(有料)。

 

 

5.郵送処方をご希望の方へ

当院では、オンライン診療(電話診療)によるPEPの郵送処方も実施しています。

服用前の検査キット(HIV、梅毒、B型肝炎)も、郵送でお届けしています。

九州・中国・四国地方にお住まいの方は、当院提携の「いだてんクリニック」の方が迅速に配送が可能です。

▶いだてんクリニックPEP特設ページ

 

【お読みください】

・PEPはリスク行為後、原則として72時間以内の内服開始が必要です。オンライン診療ではお手元にお薬が届くのに時間がかかります(最短でも発送の翌日着。遠方の場合はさらにかかります。)ので、できるだけお早めにお申し込み下さい。可能な方は来院されることをお勧めします。

・オンライン診療は完全予約制です。ご都合の良い時間の予約枠が埋まっている場合、LINE等でご連絡頂ければ診療時間内であれば対応できる場合があります。

・16時までに電話診療及び決済確認が完了した場合は当日に発送が可能です(平日の場合)。ただし、配送遅延などが生じる可能性もあり、リスク行為から72時間以内の配送を確約するものではございませんので、予めご了承ください。(配送後のキャンセル・返品は原則としてできません)

・医師の電話診察後に、決済完了が確認できましたら発送となります。お支払いは素早く決済が可能なクレジットカードがお勧めです。

 

 

 

6.よくある質問

PEPとPrEPの違いを教えてください

PEPはHIVに感染する可能性がある性交渉「後」にお薬を服用し、PrEPは性交渉「前」に継続して服用することで、HIVを予防します。

 

PEP療法にはどのくらい効果がありますか?

データが少ないのが現状ではありますが、セックスよりもリスクの高い、医療従事者の針刺し事故(HIV感染者に刺した針を自分自身にさしてしまう事故)については、先進国では2000年以降、1件も感染者がでていません。

なるべく早くPEPの服用を開始することで、高確率でHIVを予防することができます

 

ジェネリックと先発品の違いは何ですか?

ジェネリック(後発薬)は、先発品の特許が切れたあとに発売される、先発品と同じ有効成分・品質・効き目・安全性が同等のお薬です。ジェネリック薬品は開発費が100~1000分の1程度に抑えられると言われており、同じ効果を安い価格で提供することが可能になっております。
なお、当院では独自に成分分析を実施し、先発品と含有成分が同じであることを確認しておりますのでご安心ください。

 

PEPを服用するか迷っています。飲んだ方が良いですか?

HIV感染者の体液(精液・膣分泌液・血液など)と接触があったり、可能性があったりした場合は、服用を検討すべきですが、具体的な判断については、医師にご相談ください。
費用も含めて相談に乗りますので、まずは一度ご来院ください。

 

なぜ他院より安いのですか?

当院では、後発薬(ジェネリック薬)を採用し費用を抑えています。また、日本でもHIV予防薬を普及させたいという思いから、できる限り安価に提供しています。

 

薬を飲む時間に決まりはありますか?

薬はできるだけ決めた時間に飲む必要があります。初回に内服した時間にできるだけ合わせて、翌日以降も内服することで、より高い予防効果を得ることができます。

 

飲むお薬は1日1錠だけでよいのですか?

PEPは3種類の成分を服用する必要があり、医療機関によっては2種類以上のお薬を合わせて処方することで、3種類すべてをカバーしている場合があります。その場合、薬によって飲むタイミングが違ったり、複数のお薬を持ち歩く必要があるなど、飲み忘れのリスクが高まる恐れがあります。
当院で処方するのは新しいお薬で、必要な3種類の成分がすべてが1錠に含まれておりますので、1日1錠を決まった時間に飲めばよく、飲み忘れのリスクを抑えることができます。

 

お薬が30錠入りですが、残り2錠はどうすればよいですか?

当院で処方するジェネリック薬は1ボトル30錠入りですので、残り2錠は予備となります。28日間服用後、破棄してください。
※2日間分追加で服用しても構いません。ただ、30錠服用することで効果が上がるというエビデンスは今のところありません。

 

 

 

7.心配な方はお気軽にご相談ください

当院の医師は、国際医療研究センター・エイズ治療研究開発センター(ACC)で診療と研究を行っており、HIVの予防法や治療法に関して正しい知識と経験をもとにアドバイスさせていただいております。

お困りの方は、まずは当院へご連絡ください!

 

「レイプにあってしまい、妻/夫/彼/彼女、誰にも言えない」「男/女なのに男/女にレイプされてしまった」等、誰かに相談したくてもできない、といった場合の心の苦しさもあるかと思います。当院は、そういった場合にも、相談できる場所でありたいと思っております。

 

来院前に不安なこと、心配事がある場合、LINEチャットならいつでも無料で事前相談可能です。

※お返事にお時間をいただくことがあります
※治療内容の説明、性病の診断など、専門的なご説明はできません。(来院、又はオンライン診療をご利用ください)

北海道から大阪、福岡、沖縄など日本国内全域からご利用いただいております。

この記事を監修した医師

塩尻大輔

パーソナルヘルスクリニック院長
塩尻大輔

国立国際医療研究センターのエイズ治療・研究開発センター(ACC)にて、HIV(エイズ)・性感染症の診療や研究活動に従事。HIVやPrEPをはじめ、性感染症・性病検査に関する科学的根拠に基づいた正しい知識と、患者様の心に寄り添った医療を提供します。

 

性感染症専門 パーソナルヘルスクリニック
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