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性感染症の潜伏期間と検査可能時期について

公開日|2020.10.17 更新日|2022.09.06

性感染症の潜伏期間と検査可能時期について

”よく知らない人とエッチをしてしまったけれど、症状が出てないから大丈夫だよね”

”陰部が痒いし、もしかして性病?。心配だから口で…”

なんて考えていませんか?

性感染症(性病)には「潜伏期間」といって、症状が出るまでに時間がかかることがあります。

また、陰部だけでなく「のど」にも感染することがあるので注意が必要です。

 

もくじ

 

 

1.潜伏期間とは

病原体に感染してから症状が出るまでの期間のことを「潜伏期間」といいます。

性感染症の場合、潜伏期間はその種類によって大きく異なります

例えば淋菌(淋病)の場合は2~7日程度と比較的すぐに症状がでることも多いのですが、HIVの場合は3ヶ月~数年程度と言われています。

また、個人差も大きく、一般的に言われる潜伏期間はあくまで目安として捉えることが必要です。

さらに、女性のクラミジアなどは、感染していても症状がまったく出ないケースも多くあります

そのため、一般的な潜伏期間が経過して症状が出なかったとしても安心せず、感染の心当たりがある場合は検査を受けることが非常に大切です。

 

2.潜伏期間中にも他人にうつる?

感染している場合、潜伏期間中で症状が出ていなくても、性行為等により他人にうつる可能性があるので注意が必要です。

また、淋菌やクラミジアなどは、キスやオーラル行為(フェラチオやクンニリングス)等により「のど」や「肛門」などにも感染することがあります。

さらに「のど」や「肛門」から、相手の性器に感染することもあるため、「本番じゃないから大丈夫」と思っていても、知らない間に感染していたり、感染させていたりするので要注意です。

 

3.検査可能時期について

先述のとおり、潜伏期間はあくまで目安であり、症状の有無に関わらず早めに検査をすることが重要ですが、早ければ早いほどよいというものでもありません。

病原体に感染していても、その病気の検査値が検査で検出可能な限界を下回る期間(ウィンドウ・ピリオドといいます)に検査を受けると、正確な検査結果が得られない恐れがあります。

感染機会からどのくらいの期間が必要かは、性感染症や検査の種類によって異なりますので注意が必要です。

 

4.性感染症それぞれの潜伏期間・検査可能時期は?

主な性感染症の一般的な潜伏期間、主な症状、検査可能時期は次の通りです。

【代表的な性病の潜伏期間症状検査可能時期

淋菌2~7日程度排尿時痛・おりもの増加等感染機会の翌日から

クラミジア1日~3週間程度尿道の違和感・臭い等感染機会の翌日から

梅毒3週間~3ヶ月程度シコリ・バラ疹等感染機会から4週間以降

HIV3ヶ月~数年発熱・咽頭痛等感染機会から4週間以降(即日検査)

B型肝炎1~6カ月体のだるさや吐き気等感染機会から6週間以降

性器ヘルペス3日~1週間程度痒みや水泡症状がある場合に検査可能

トリコモナス症1~3週間程度尿道の痒み・臭い等感染機会の翌日から

マイコプラズマ・ウレアプラズマ1~3週間程度排尿時の不快感等感染機会の翌日から

※表より抜粋

▶性病検査費用について

 

5.心配なときはお気軽にご来院下さい

潜伏期間は個人差が大きく、感染してもそもそも症状が出ない(無症状)こともあります。

そのため、潜伏期間にあまりとらわれることなく、性病が心配な場合は早めに検査を受けることが重要ですが、そもそも自分がどの検査を受ければよいか分からないことも多いかと思います。

そんな時は、まずは性病科(性感染症内科)のある医療機関で相談してみましょう。

 

当院では来院前にご不安なことがある場合、LINEで無料相談ができますので、お気軽にご相談ください。

※治療内容の説明、性病の診断など、専門的なご説明はできません。(来院、又はオンライン診療をご利用ください)

※お返事にお時間をいただくことがあります

メールで相談 ➡申込フォームへ

電話で相談 ➡03-5817-4415

 

来院する時間のない方には、オンライン診療や郵送検査も可能です。

 

この記事を監修した人

塩尻大輔

パーソナルヘルスクリニック院長
塩尻大輔

国立国際医療研究センターのエイズ治療・研究開発センター(ACC)にて、HIV(エイズ)・性感染症の診療や研究活動に従事。HIVやPrEPをはじめ、性感染症・性病検査に関する科学的根拠に基づいた正しい知識と、患者様の心に寄り添った医療を提供します。

性感染症専門 パーソナルヘルスクリニック
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