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PHCジェンダー外来について

トランスジェンダー専門・池袋真 医師(GI(性別不合)学会認定医)が診察を実施しています。(不在時は他の医師が対応します)
※診断はできません。ご注意ください。
※診断書、各種検査結果のわかるものをご持参いただけるとスムーズです。
池袋医師によるジェンダー外来の日程
ジェンダー外来の受診は、予約を必須としておりますので、下記日程に公式LINEより予約の上お越しください。
診察の際に医師より、「次回は診察なしで受診可能」と伝えられた方のみ、以下の予約メニューから予約可能です。下記日程に限らず予約できます。
➡︎【来院】ジェンダー外来再診 診察なし(血液検査・ホルモン治療)
★再診の場合、池袋医師以外の医師でも診察を対応できることになりました。下記日程以外で予約可能ですので、予約アプリから指定してください。池袋医師の診察を希望される場合は、必ず予約時に池袋医師を選択してください。
※キャンセル待ちの患者様もいらっしゃるため、無断キャンセルはお止めください。キャンセルされる場合は必ずLINEでキャンセル処理をするか、当院へご連絡ください。
※予約は1ヶ月前から公開となります。
※予約があっても、遅れた場合の最終受付は診療終了時間の15分前となります。
【6月〜上野院〜】
1日(日)休診
2日(月)14:30~19:30
4日(水)休診
5日(木)14:30~20:00
6日(金)14:30~20:00
7日(土)12:00~15:00,16:30~19:30
8日(日)休診
9日(月)14:30~20:00
11日(水)休診
12日(木)14:30~20:00
13日(金)14:30~20:00
15日(日)休診
16日(月)14:30~20:00
18日(水)休診
19日(木)14:30~20:00
20日(金)14:30~20:00
22日(日)休診
23日(月)14:30~20:00
25日(水)休診
26日(木)14:30~20:00
27日(金)14:30~20:00
28日(土)ジェンダー外来なし
29日(日)休診
30日(月)14:30~20:00
【6月〜横浜院〜】
横浜のジェンダー外来は池袋真医師による診察となります。
安心してご相談にお越しください。
3日(火)14:30~20:00
10日(火)14:30~20:00
14日(土)12:00~15:00,16:30~19:30
17日(火)14:30~20:00
21日(土)12:00~15:00,16:30~19:30
24日(火)14:30~20:00
【7月〜上野〜】
・
2日(水)休診日
3日(木)14:30~20:00
4日(金)4:30~20:00
・
6日(日)休診日
7日(月)14:30~20:00
・
9日(水)休診日
10日(木)14:30~20:00
11日(金)14:30~20:00
12日(土)12:00~15:00,16:30~19:30
13日(日)休診日
14日(月)14:30~20:00
15日(火)ジェンダー外来なし
16日(水)休診日
17日(木)14:30~20:00
18日(金)14:30~20:00
・
20日(日)休診日
21日(月)休診日
・
23日(水)休診日
24日(木)14:30~20:00
25日(金)14:30~20:00
26日(土)12:00~15:00,16:30~18:00
27日(日)休診日
28日(月)ジェンダー外来なし
・
30日(水)休診日
31日(木)14:30~20:00
【7月〜横浜〜】
横浜のジェンダー外来は池袋真医師による診察となります。
安心してご相談にお越しください。
1日(火)14:30~20:00
5日(土)12:00~15:00,16:30~19:30
8日(火)14:30~20:00
19日(土)12:00~15:00,16:30~19:30
22日(火)14:30~20:00
29日(火)14:30~20:00
1.トランスジェンダーとは?
トランスジェンダーとは、出生時にわりあてられた 「性」と、各個人が自認する「性」が異なる状態にある人々のことです。
性別違和(GD: Gender Dysphoria)/ 性別不合(GI:Gender Incongruence)との違い
性別不合は、生まれた時に割り当てられた性別と性自認が一致しておらず、違和感を持っている状態であることを示す医学的な用語(診断名)です。以前は性同一性障害(GID:Gender Identity Disorder)と言われておりました。
「トランスジェンダー」と「性別不合」はよく混同されがちな言葉ですが、「トランスジェンダー」の中には身体的治療(ホルモン療法や手術)を望まない方もいるため、トランスジェンダーはより広義の概念であり、その中に性別不合が包括されると考えられています。
2.診療内容
◆ カウンセリング
まずお話を伺い、どういった事ができるか、何から始められるかをアドバイスいたします。
当院ジェンダー外来医師は、GI(性別不合)認定医かつ産婦人科専門医であり、治療方針のご相談も可能です。
性別不合(性同一性障害)の相談や、ホルモン療法、可能な手術のお話をします(手術のご希望がある場合は、病院の紹介をいたします)。
性別変更をご希望の方にも、アドバイスや性別適合手術(SRS)の準備をアシストいたします。
*尚、当院は精神科診療は行っていないため、性別不合の診断は行っておりません。
◆ ジェンダー外来の治療
治療には、ホルモン療法と手術があります。
当院では、十分な検討のあとに“身体的治療に進んだ方が良い”と医師と一緒に判断した場合には、次のステップである“ホルモン療法”に移行することが可能です。
“乳房切除術”や“性別適合手術”といった身体的治療をご希望された場合は可能な限りクリニックの選定を一緒に行い、紹介させていただきます。
<ホルモン療法>
ホルモン療法を行うことでご自身が望む身体へと近づきますが、ホルモン療法には副作用もあります。
当院では、定期的に医師診察や血液検査を行いながら、安全にホルモン療法を行っています。
*尚、 個人の判断でホルモン療法を行うことは危険です。必ずご相談ください。
【テストステロン(男性ホルモン)療法】
AFAB(Assigned female at birth, 生まれた時に割り当てられた性が女性)トランスジェンダー/FTM(Female to male)/ノンバイナリーの方など
【注射】
・短期持続型(テストビロン・デポー100mg、250mg)
▶テストビロン・デポーは、エナルモン/テスチノン・デポーと同じ成分です。
・中期持続型(サスタノン250mg)
▶エナルモン・デポー250mgとは異なる成分で、エナルモン・デポーより長く作用が持続します。
・長期持続型(セルノスデポー<ネビドジェネリック>)
▶セルノスはネビド(NEBIDO)と同じ成分です。
【塗り薬】
▶グローミン(1%テストステロンクリーム)
▶1UPフォーミュラ(5%テストステロンジェル)
【飲み薬】
▶セルノスカプセル
主な作用:
体脂肪の再分布、筋力の増加、ひげや体毛の増加、声の低音化、月経停止、陰核の腫大、 腟の萎縮 、脂肌・ニキビ 、男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia: AGA)
主な副作用:
多血症、肝機能値異常、心血管系疾患、高血圧症など
◆ エストロゲン(女性ホルモン)療法
◆ 抗アンドロゲン療法
AMAB(Assigned male at birth, 生まれた時に割り当てられた性が男性)トランスジェンダー/MTF(Male to female)/ノンバイナリーの方
エストロゲン療法と抗アンドロゲン療法を組み合わせて、ホルモン療法を行います。
抗アンドロゲン療法によって、テストステロン(男性ホルモン)が低下します。
【エストロゲン療法】
【経皮薬】
ジェル(ル・エストロジェル0.06%、ディビゲル)
貼り薬(エストラーナテープ)
内服薬(プロギノバ2mg)
注射薬(プロギノン・デポー10mg)
主な作用
乳房の発達、脂肪の沈着などの体形の変化、筋力低下、皮膚の軟化・皮脂の減少、性欲減退・勃起減少などの性機能の低下、精巣の萎縮と造精機能喪失など
主な副作用
血栓症、心血管系疾患、胆石、高プロラクチン血症、脂質異常症、乳がんなど
【抗アンドロゲン療法】
内服薬 スピロノラクトン
主な作用
テストステロン(男性ホルモン)の低下、乳房の発達・乳房腫脹、勃起減少・性欲減退、体毛の減少など
主な副作用
頻尿、低血圧、気分の低下、電解質異常(高カリウム血症・低ナトリウム血症など)に伴う不整脈・全身倦怠感・脱力など
<ホルモン療法に必要な血液検査とホルモン測定について>
🔸一般採血
血算、肝機能、腎機能、電解質、尿酸、CK、TG LDL HDL、血糖、HbA1cを定期的に検査します。
🔸ホルモン採血
エストロゲン、総テストステロン、遊離テストステロン、プロゲステロン、プロラクチン、LH、FSHなど測定可能です。
3.費用について
◆テストステロン(男性ホルモン)
自費注射料
▶短期持続型男性ホルモン(テストビロン100mg)
:2,500円(税込)
▶短期持続型男性ホルモン(テストビロン250mg)
:3,500円(税込)
▶中期持続型男性ホルモン(サスタノン250mg)
:3,500円(税込)
▶長期持続型男性ホルモン(ネビド<NEBIDO>ジェネリック)
:Cernos injection 16,500円(税込)
※初回は原則として検査(テストステロン1500円+一般採血3000円=4,500円)が必要です。その後は必要に応じて検査を受ける必要があります。
※ネビドジェネリックには内服薬もございます。セルノスカプセル(Cernos Capsule) ▶詳しくはこちら
自費クリーム・ジェル
グローミン: 4,100円(税込)
1UPフォーミュラ 自費処方箋発行料:
2,200円(税込)
※1UPフォーミュラは、後日、患者様ご自身でオールインワン薬局様に薬剤費用をお支払いいただく必要があります。(薬剤費用目安:税込12,100円)
◆エストロゲン(女性ホルモン)
自費注射料
短期持続型女性ホルモン(プロギノンデポー10mg)
:2,000円(税込)
短期持続型女性ホルモン(プロギノンデポー20mg)
:3,000円(税込)
自費ジェル
ルエストロジェル
1本:4,300円(税込)
2本:6,200円(税込)
3本:8,100円(税込)
デイビゲル:
14包:1,400円(税込)
28包:2,500円(税込)
56包:4,500円(税込)
84包:6,500円(税込)
168包:12,000円(税込)
336包:22,000円(税込)
自費内服薬
プロギノバ:
28錠:4,000円(税込)
84錠:10,500円(税込)
168錠:18,000円(税込)
◆抗アンドロゲン薬(テストステロンを下げる薬)
スピロノラクトン50mg 30錠:3,000円(税込)
スピロノラクトン100mg 30錠:6,000円(税込)
スピロノラクトン150mg 30錠:9,000円(税込)
スピロノラクトン200mg 30錠:12,000円(税込)
自費検査
ホルモン療法一般採血セット:3,000円(税込)
テストステロン:1,500円(税込)
遊離テストステロン:1,500円(税込)
エストロゲン:1,500円(税込)
テストステロン+エストロゲン:2,000円(税込)
Dダイマー:1,500円(税込)
プロゲステロン:1,500円(税込)
プロラクチン:1,500円(税込)
LH:1,500円(税込)
FSH:1,500円(税込)
PSA:2,000円(税込)
診察料
自費初診料:2,500円(税込)
自費再診療:1,000円(税込)
オンライン初診料:2,500円(税込)
オンライン再診療:1,000円(税込)
※取り扱い薬剤、費用は予告なく変わることがあります。
書類作成費
紹介状 3,000円(税込)
・当日発行をしておりません。
・一週間程度、お時間をいただきます。
・郵送もしくは来院での受け取りが可能です。
・その他の書類の費用につきましては、お問い合わせ下さい。
4.予約方法について
ジェンダー外来は完全予約制となります。初回は必ず「医師の診察」をジェンダー外来開設日に予約ください。
必ず、①オンラインまたは②電話/メールでご予約の上、ご来院ください。
【①オンライン予約の仕方】
(1)LINEをご登録ください。
【上野院】
【横浜院】
※ご不明点や不安な点があれば、チャットで事前にご相談ください。
(2)LINEメニューから「来院予約」を選択
(3)必要事項を記入後、希望するメニューを選択
(4)ご希望の日時を選択
(5)事前問診に記入いただくとご案内がスムーズです。
※記入を進めていくと「本日はどうされましたか」という質問が表示されるので、「ジェンダー外来」を選択ください。
【②電話/メール予約の仕方】
(1)お電話/メールにて、次の内容をお伝えください
・お名前(匿名可)
・ジェンダー外来予約希望
・希望日時
・ご相談内容(任意)
電話はこちら
【上野】03-5817-4415
【横浜】045-577-4300
メールはこちら
【横浜】info.yokohama@ph-clinic.org
(2)事前問診に記入いただくとご案内がスムーズです。
※記入を進めていくと「本日はどうされましたか」という質問が表示されるので、「ジェンダー外来」を選択ください。
ジェンダー外来医長
パーソナルヘルスクリニック横浜院 院長 池袋 真
日本産科婦人科学会認定専門医、GI(性別不合)学会認定医
2019年よりトランスジェンダー外来を開始、2023年にはパーソナルヘルスクリニック(東京)と いだてんクリニック(大阪)にてジェンダー外来をスタート。
“あらゆるセクシュアリティに平等な医療を”モットーに診療を行っております。
国立国際医療研究センターのエイズ治療・研究開発センター(ACC)にて、HIV(エイズ)・性感染症の診療や研究活動に従事。HIVやPrEPをはじめ、性感染症・性病検査に関する科学的根拠に基づいた正しい知識と、患者様の心に寄り添った医療を提供します。
5.その他(お知らせ等)
FTMの方のAGA治療について
動画で解説しています。当院の紹介もございますので、ぜひご覧ください。