活動実績
「医療者向けPrEPオンライン学習会~ HIV/AIDSの最新情報-ハイリスク層を診察するにあたって」に登壇しました
2022年2月27日(日)、カラフル@はーと様主催
「令和3年度キリン・地域のちから応援事業助成 医療者向けPrEPオンライン学習会~ HIV/AIDSの最新情報-ハイリスク層を診察するにあたって」
に当院院長の塩尻大輔が登壇いたしましたので、ご報告いたします。
PrEP(Pre-Exposure Prophylaxis: 暴露前予防内服)とは
性交渉する前から抗HIV薬を内服し、HIV感染のリスクを減らすための方法です。決められた通りに内服を行えば、性行為によるHIV感染は99%予防できると報告されています。
HIV非感染者で感染のリスクが高い人に対し、CDCやUSPSTFではPrEPの内服を推奨しています。
我が国でのPrEPの普及を目指して
PrEPはすでに多くの国で承認され、HIV感染のリスクが高い人に対し、安価に提供されています。
しかし日本国内では薬事承認されておらず、内服希望の場合は自由診療となり、先発品は非常に高価です。安価なジェネリック医薬品を個人輸入するという方法もありますが、定期的に必要な検査を受けていない、誤った服用方法をしているなど、様々なリスクがあるのが現状です。
そこで当院は日本国内でのPrEP普及を目指して、2020年5月よりPrEPのジェネリック薬の処方を開始いたしました。
現在では非常に多くの方にPrEPをご利用いただいており、HIV予防に向けて多くの方が関心を持っていただいていることを、大変うれしく思っております。
またそれと同時に、多くの医療機関が適切にPrEPを取り扱い、より多くの方が手軽に処方が受けられることも重要と考えております。
今回のオンライン学習会のような医療者向けの取組みも、今後も実施していきたいと考えておりますので、ご理解、ご協力の程、何卒よろしくお願い致します。
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- カラフル@はーと様HP
- https://hiv-prep.tokyo/