活動実績
都内インターナショナルスクールにて中高生向けに性教育を行いました
2022年2月28日(月)、豊島区にある「ニューインターナショナルスクール」にて、当院院長の塩尻大輔が性教育授業を行いました。
中高生向けに性教育授業を実施
授業は、同校の中高生40名ほどを対象に行われました。
性教育、具体的には次の内容に関してお話ししました。
・「性」について
・妊娠について
・性病について
・デートDVについて
・性や性暴力等に関する相談先について
など
日本の性教育の充実を目指して
我が国の性教育は、先進国の中で最も遅れていると言われていることをご存じでしょうか。
2009年にユネスコが世界保健機関(WHO)等と共同で作成した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」では、性教育の開始年齢は「5歳」とされており、世界の多くの国々が、このガイダンスに沿って性教育に積極的に取り組んでいます。
例えば、イギリスでは未就学の子ども向けに性犯罪予防のアニメが作成されていたり、韓国では小学校の授業で性暴力の対応や相談先を教え、中学校ではコンドームの装着方法を教えているそうです。また、ドイツでも小学生で避妊などについて学ぶそうです。
一方で日本では、子供に「性」について話すことがタブー視される風潮があり、残念ながら若年層に対する性教育が不十分となっている現状があります。
その結果、性に関する知識や理解が不十分なために、望まない妊娠をしてしまう、性病にかかってしまう、性暴力の被害にあってしまうといったことが発生してしまうのです。
実際に当院には、親にも学校にも相談できない学生さんが、性病などの相談に来ることがあります。
当院は子供たちを守るために、今後も性教育の充実を目指して様々な活動を行ってまいります。
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- New International School of Japan ホームページ
- http://newis.ed.jp/jpn/indexj.html